2021年11月22日月曜日

しゅイエスとともに(日曜日のお話の要約)

こども祝福礼拝(2021年11月21日)
マルコによる福音書10章14節

 突然ですが、皆さんは王様の出てくるお話や歌を知っていますか?「南の島の大王はその名も偉大なハメハメハ」とか、知っていますね。歌の中ではハメハメハ大王は美味しいものを食べたり歌を歌ってのんびり暮らしているようですが、王様というのは本当は大変な仕事です。

 自分の国に悪い人たちが攻めて来たら戦わければなりません。国の中で悪いことをする人には厳しくしなければなりません。その逆に、貧乏な人や困っている人、悲しんでいる人がいたら一生懸命助けます。国民がいつも元気で明るく過ごせるようにすることが王様の大事な仕事なのです。ですから王様というのはどんな時も正しく、強く、優しくなければなりません。これはなかなか難しいことです。


 実は、私たちがいつもお祈りしている神様は、天の国の王様です。完璧な正しさと強さと優しさを持っておられます。ですから天の国はいつも平和で美しいところです。天使達が翼を広げて楽しく歌っています。神様が太陽のようにその国を照らしているので、夜も綺麗な光に包まれていて、少しも暗くありません。泣いている人がいたら、神様がその目の涙を拭いてくれるので、みんな笑顔です。

 これは先生が勝手に作ったおはなしではありません。聖書の「ヨハネの黙示録」の最後の方にちゃんと書いてあります。ちょっと難しいけれど、いつか読んでみてくださいね。

 天の国の王様である神様は、いつでも人間の国の私たちのことを見ておられました。不思議な力で私たちの様子が全部わかるのです。私たちが悲しくて泣いたり、誰かと喧嘩して怒ったりしていると、とても心配してくださいます。みんなを神様の国に呼んで幸せに暮らしてもらいたいのですが、神様が呼びかけても、人間にはなかなか聞こえません。神様のお声は心の綺麗な人にしかわからなかいからです。

 人間が幸せに暮らす方法を教えたいと思った神様は、ご自分の一人息子、つまり王子様を人間のところへ送ることにしました。ピカピカ光っているご自分が行くと人間が怖がるといけないと思ったからです。でも王子様もやっぱり神様ですから、優しい光で光っています。そのまま人間の国へ行ったらすぐ神様だとわかって怖がられてしまうでしょう。

 そこで、神様は人間の女の人を一人選んで、王子様のお母さんになってもらうことにしました。お腹の中に入って赤ちゃんからやり直すのです。人間の女の人から生まれればピカピカ光っていないので、人間の仲間として普通に暮らすことができるでしょう。そうすれば王子様は人間のすぐそばにいて、悲しい人を慰め、病気の人を治し、お腹が空いている人食べ物を与え、みんな仲良く暮らせるように、お話しすることができます。


 神様は王子様のお母さんになってくれる人を探し、ぴったりの人を見つけました。その人はナザレの村に住んでいるマリアという人でした。そうです、もうわかったと思います。神の国の王子様の名前はイエス。主イエス様なのです。

 みんなが知っているように、クリスマス夜、イエス様はマリアさんの子どもとして人間の世界に生まれ、すくすく大きくなりました。そして大人になると、神様の国のことをみんなにお話しし始めました。イエス様は、正しく優しく生きていれば神様に会えるよ、必ず神様の国に行けるよ、とお話ししてくださったのです。


 でも残念なことに、大人はそのお話の半分くらいしか信じませんでした。イエス様が生まれた国は良い王様がいなかったので、戦争ばかりしていて貧乏でした。ですから、大人の人たちは、いつ行けるかわからない神様の国のお話を聞くよりも、イエス様の奇跡の力でパッと幸せにしてほしいと願いました。その大人の人たちは、イエス様が神様の国から来た王子様だとは本当は信じていなかったのです。

 ところが、子どもたちは違いました。大抵の子どもというのは鋭いところがあるので、イエス様が神様の国から来た方だとちゃんとわかりました。それでイエス様にこう聞きました。「私たちは正しく優しく生きたいけれどまだ小さいので力がありません、どうしたらいいですか?」

 イエス様は子どもたちにおっしゃいました。「辛いことや悲しいことがあっても、神様にお祈りすれば力をもらえるよ、神様はいつもあなたたちを見守っているよ。」子どもたちはそのお言葉を信じて神様にお祈りを始めたのです。

 イエス様は子どもたちがご自分の言葉を素直に信じてくれたことがとても嬉しくなりました。子どもたちを一人一人抱っこして、頭に手を置いて、「あなたは神様に守られています」と言ってくださったのです。


 これは大体2000年くらい前に本当にあったお話です。

 なんだ、ずいぶん昔の話だなあ、と思うでしょう。でもイエス様は神様の子どもですから、今も変わらずちゃんと生きていて、2000年前と同じように子どもたちを見守っています。これは本当のお話なのです。

 ただ、2000年の間に、一つだけすごく変わったことがあります。それは長い長い間に、イエス様を神様の子どもだと信じる大人もいっぱい増えたということです。大人の人たちは聖書という本にイエス様のお言葉を書き、どんな国の人でもイエス様のお話が読めるようにしました。そしていつでもお祈りできるように教会という場所を作りました。それから、小さな子どもたちもイエス様のお話が聞けるよう幼稚園を作りました。私たちの教会と幼稚園は、100年ぐらい前に、そうやってできたのです。


 さて、今日は「こども祝福式」なので、来てくれたお友達にはプレゼントがあります。ただ、イエス様を信じて集まってくれた人は、幼稚園の子も小学生も、お父さんもお母さんも、幼稚園の先生も、おじいさんもおばあさんも、みんな全員イエス様の大切なこどもなのです。大人だから抱っこしたり頭なでなでしたりはしないけど、神様からの祝福はここにいるみんなにあります。神様はみんなを守っていてくださいます。

 みんなで力を合わせてここを正しく優しく、そして元気いっぱいの神様の国みたいにしていきましょう。これからも一緒に「主イエスとともに」「嬉しいときも悲しい時も」励まし合いながらどこまでも歩いていきましょう。



こども祝福礼拝の賛美の様子を写真でご紹介します

順不同になってしましました、すみません

リーベクワイヤの皆さんのハンドベルも

とても素敵でした


こども聖歌隊with先生バンドの賛美した曲は

「あの空はどうして青い」「主イエスとともに」の2曲です

手話を交えながら楽しく賛美してくれました


祝福式には二十人以上のお友達が来てくれました

牧師から聖句カード入りのお菓子のプレゼントをもらい

みんなニコニコ顔で帰って行きました


最年少のソウタくんはまだ年中さんですが
お姉さんたちと一緒にしっかり歌ってくれます
手話も上手です

「この空はどうして青い」のキーボードは
お子さんを二人聖歌隊に送ってくださっているゆりこさん
ことみ先生はギターデビュー
パーカッションはりか先生

ベースはなみえ先生
ドラムスははるか先生

メンバー最年長のゆうひさんに
メンバーと向き合ってもらい
手話で指揮をお願いしました


会衆の皆さんに「主イエスとともに」の手話を
覚えていただき、一緒に賛美しました
牧師夫人、真剣に指導中






だって「こども祝福式」だもの!
前奏と後奏はなずなさん、みすずさんの仲良し姉妹が
ドラムスやキーボードなどを駆使して
演奏してくれました
牧師先生は賛助出演


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