2021年5月25日火曜日

いっしょにうたおう(日曜日のお話の要約)

聖霊降臨祭(2021年6月6日)
使徒言行録2章1~4節

 みなさん、おはようございます。今日は聖霊降臨祭と言って、教会の大切なお祭りの日です。

今日はイースターから数えてちょうど50日目です。教会は毎年この日に聖霊降臨祭のお祝いをするのです。どうして50日目か?順番に話すので聞いてくださいね。


 まず、イースターですが、この日は十字架にかかって死んだイエス様が三日目に蘇ったことをお祝いする日でしたね。イエス様は、十字架にかかる前、困った人や仲間外れにされている人を助け、神様が守ってくださるとお話されました。そして普通の仕事をしていたおじさんたちを集めて、お手伝いをしてもらいました。そのおじさんたちは弟子と呼ばれました。


 弟子たちはイエス様が大好きで一生懸命勉強しました。けれど一番大切なこと、イエス様の「私は復活する」というお話を信じられませんでした。だからイエス様が十字架にかかった時、もうおしまいだ、と思って怖くなって逃げ出したのです。

 ところがイエス様は約束どおり三日目に復活して弟子たちのところに帰ってこられました。すると弟子たちは、今度はイエス様が自分たちを恨んでお化けになってやってきた、と思ったのです。

 でも蘇ったイエス様は全然怒っていません。「私があなたたちを選んだんだから自信を持ちなさい。もう一度勉強して私の代わりに困った人たちを助け、神様のお話をしたげなさい」と言われたのです。弟子たちは、イエス様が自分たちが卑怯で弱虫だったのを赦してくださったので、嬉しくて嬉しくて、今度は何があっても頑張るぞ、と思いながらイエス様のお話を聞きました。


 そうして40日がすぎて、イエス様がいよいよ天に帰られる時が来ました。その日、イエス様は弟子たちと一緒に山に行かれました。そして「世界中の人に神様のお話をしなさい。私は世界が終わるまでいつもあなたたちといっしょだよ」と言われました。そしてその後、すうっと天に登られ、ち雲に隠れて見えなくなりました。


 イエス様は弟子たちに「さよなら」という代わりに「いつもあなたたちといっしょだよ」と言ってくださったのですが、周りを見ても、イエス様がどこにおられるのかわかりません。弟子たちはとても寂しくなったことでしょう。

 それで、弟子たちはみんなで集まって、熱心に神様にお祈りを始めました。友達も誘ってたくさん集まって毎日毎日お祈りをし始めて10日目のことです。すごいことが起きたのです。40日足す10日で50日目、イースターから50日目にすごいことが起きた、ということです。


 週報の表紙の絵をみてください。土曜学校や聖歌隊に来てくれているお友達は、この絵を見て、最初「人魂」とか「おばけ」と言いました。でも、これはもちろん「人魂」絵でも「おばけ」でもありません。

 聖書には「一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が別れ別れに現れ、一人一人の上にとどまった」と書いてあります。

 そう、この「炎のような舌が別れ別れに現れ、一人一人の上にとどまった」というところを想像して描いています。この炎のような舌が頭の上にポッポッと止まった時、天に帰ってしまったはずのイエス様が、すぐそばにいてくださることが、いきなりハッキリとわかったのです。


 イエス様は見えないけれど、そばにいて守ってくださる。目を閉じてお祈りをすると、もっともっとわかりました。なぜかというと、聖霊と呼ばれる神様がブワ~と天から降りてきて、イエス様を信じる人たちの心の中に入ってくださったからです。「激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえた」というのは聖霊なる神様が来られた音だったのです。そしてイエス様を信じる人たちの信じる心や勇気を何倍、何百倍にもしてくださったのです。


 それから弟子たちは、イエス様が言われたこと「世界中の人に神様のお話をしなさい。」というご命令を、頑張ってやる勇気がどんどん湧いてきました。どんな人にもどんな時でも神様のお話をたくさんの人にしました。神様を信じない人からいじめられてピンチの時も、イエス様が守ってくださることを知っていたからです。

 弟子たちがイエス様の教えをどんどん広めたので、イエス様を信じる人もどんどん増えていきました。そしてお祈りしたりイエス様のお話を聞いたりするために自由に集まるところを作り、そこに「教会」と名前をつけました。ですから、「聖霊降臨祭」は「教会の生まれた日」「教会の誕生日」という意味もあるんですよ。

 イースターから数えて50日。聖霊なる神様が降ってきてくださったので「聖霊降臨祭」と言います。それからペンテコステという言い方もします。ペンテコステというのは「50番目の日」という意味です。

 

 さてさて、イエス様を信じた人たちは、みんな歌うのが大好きでした。上手とか下手とか関係なく、イエス様ありがとうの気持ちを歌にしていっぱい歌いました。そういう歌を賛美歌と言います。

 歌によく出てくる「ハレルヤ」という言葉は「神をほめたたえよ」という意味で、簡単に言うと「神様ありがとう、神様すごい」みたいな意味です。みんなが心を込めて「ハレルヤ」と歌うたびに、神様は、イエス様は喜んでくださいます。

 これからも、気持ちが暗くなったり悲しくなったりすることがあっても、みんなで一緒に歌っていきましょう。イエス様は私たちの賛美を必ず聴いてくださいます。そして私たちと一緒にいて助けてくださるのです。 



今年の聖霊降臨祭は
コロナ感染拡大防止のため
賛美奉仕者と役員数名の出席とし
教会員にはSkypeで配信しました
ハンドベルチーム・リーベクワイヤと
こども聖歌with先生バンドは
フェイスシールドを装着
聖餐式も中止とし
観客試合ならぬ「ほぼ無観客礼拝」と
なりましたが
礼拝堂は賛美にあふれました
Skypeで参加してくださった皆様
ありがとうございます

F姉のアコライトで礼拝開始

前奏はオルガンの代わりにハンドベルで
演奏は「リーベクワイヤ」

こども聖歌隊の登場です


元気な「いっしょにうたおう」

パッヘルベルのカノンに乗せて
「神の国と神の義」
2部に分かれてコーラスを披露しました

さんびメドレーの演奏

後奏も「リーベクワイヤ」が演奏してくださいました
リーベクワイヤにお母さん こども聖歌隊にお嬢さん そんな家族が2組います なんだか嬉しいですね





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