2023年2月20日月曜日

「白く輝く」(日曜のお話の要約)

主の変容(緑)(2023年2月19日)短縮
ペトロの手紙2 1章16~21節 マタイによる福音書17章1~8節


 今日お話しするのは新約聖書の中の「イエス様の姿が変わる」と書かれているところです。聖書にはイエス様のお姿が「顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった」と書かれています。


 イエス様はいつもは他の人と同じ服を着て、特別に目立つ人ではありません。ところがこの日、3人の弟子を連れて高い山に登られると突然「白く輝くお姿」に変わったのです。これはイエス様の神様としての本当のお姿でした。


 光り輝く雲も現れ、その中から「これは私の愛する子」という声が聞こえました。一緒に山に登った3人の弟子、ペトロとヤコブとヨハネはそれを聞いて「神様のお声だ」と分かってとても怖くなり、目も開けられなくなりました。


 しかしいつの間にか雲は消え、イエス様も元の姿に戻って、弟子たちに「怖がらなくても良い」と優しく声をかけられます。3人はイエス様が自分たちにこのお姿を見せてくださったのはなぜだろう、と考えながら山を降りて行きました。


 ところで、イエス様が山の上で光り輝く姿になった時、モーセとエリヤが一緒にいた、と書いてあります。モーセもエリヤも、旧約聖書に登場する立派な人で、どんなに大変なことがあっても神様を信じ抜いたことで有名です。

 モーセとエリヤはなんのためにイエス様に会いに来たのでしょう?ルカ福音書は「イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた」と書いています。つまり、彼らはイエス様がこれから十字架にかかることについて話し合ったのです。


 「イエス様、これから大変ですが最後まで我慢してください」と言いに来たわけではないでしょうが、もしかしたらそれに近い話し合いだったのかもしれません。

 イエス様はもともと神様なので、モーセやエリヤと話すとき、白く輝く本当のお姿に戻っていたのでしょう。まるで正義の味方のヒーローが悪と戦うために変身したようです。


 テレビや映画に出てくるヒーローは変身するととても強くなり、悪者を倒します。イエス様も十字架にかけられた時、真っ白に光り輝いて十字架の釘を引き抜き、兵隊を追い払うこともできました。しかしイエス様はそんなことはしませんでした。

 それどころか鞭打たれ、唾を吐きかけられ、茨の冠を被せられ、棒でたたかれ、やりで突き刺され、傷だらけになって、十字架に釘付けにされました。イエス様の弟子たちは怖くなって逃げてしまい、イエス様を助けてくれる人は誰もいません。


 それでもイエス様はご自分がピンチから助かるために神様の姿に戻ろうとはなさいませんでした。イエス様がこの世界に来られたのは、私たちの身代わりになって十字架にかかって死ぬことだったからです。

 イエス様は私たちを愛してくださったので、私たちの醜い心が神様から罰を受けないよう、私たちをかばって身代わりになって罰を受け、死なれたのです。


 そして三日目に蘇り、イエス様を見捨てて逃げた弟子たちのところに帰ってきてくださいました。弟子たちはその時、イエス様は本当に神様で、自分たちが神様に赦されたことを知ったのです。


 やがてイエス様は天国へ帰っていかれましたが、弟子たちはイエス様がしてくださったことをどんどん伝えていきました。すぐに信じてくれる人ばかりではないので、苦しいことや辛いこともありましたが、イエス様の苦しさを考えると最後まで頑張れたのです。


 山の上で白く輝くイエス様のお姿を見た弟子のペトロも、たくさんの人に「イエス様は素晴らしい神様だ」と伝えました。そして自分の見たことを手紙に書きました。「私はイエス様のお姿が変わるのを見て、神様の声も聞きました」「イエス様は確かに神様の子なのだから、苦しいことがあっても信じていきましょう」と呼びかけました。それがさっき読んでもらったペトロの手紙です。この手紙はたくさんの人に読まれ、たくさんの人がイエス様を信じました。


 こうしてキリスト教は世界中に広り、東アジアに住む韓国の人や日本の人のところにまで届いたのです。


 イエス様は今も昔も変わりなく、私たちの心の中の汚いものや醜いものを喜んできれいにしてくださいます。私たちもイエス様を信じ、イエス様と同じように雪のように白く輝く心にしていただきましょう。


 来週から「四旬節」と呼ばれる期間に入ります。これはイースターの前日までの日曜日を除く40日間のことです。イエス様が十字架にかかって命を捨てられたのは、私たち一人一人を愛してくださったからです。私たちは神様に愛されるためにこの世に生まれてきたのです。それを信じて過ごして参りましょう。




昨日は下伊那郡宮田村に短期留学している

韓国の中学生が礼拝にやってきました

中学3年生21名、通訳さん、先生、宮田村のスタッフ

総勢28名の大所帯です


コロナ禍前、一度交流のため小学生を引率して来た校長先生が

中学に転勤されて、今度は中学生を引率してきた、

ということのようです

その時は幼稚園主体で

園児との交流を楽しみ、大人しく(笑)礼拝にあずかって

帰っていったそうです


飯田周辺にキリスト教会はたくさんあるのに

なぜ飯田教会のような、建物も古く

小さな教会に来られるのか謎でしたが

校長先生は前回きっと楽しかったのでしょうね


でもまだ日本はコロナの影響下にありますから

幼稚園としては園児との交流は避けたいとのことでした

そこで教会のこども聖歌隊に参加してもらうことにして

一緒にゲームをした後、礼拝で共に賛美しました

お話をいただいてから準備期間があまりなかったので

「なんとかなった〜(^▽^;)」と言うのが

正直な感想ですが

楽しそうに帰っていかれたので良しとしましょう


それにしてもみんな中学3年生とは思えない体格の良さです

教会員一同、圧倒されっぱなしでした


こども聖歌隊「君は愛されるため生まれた」

中学生も日本語で「君は愛されるため生まれた」を
歌ってくれました

20人全員は聖壇にあげられないので
半数は会衆席で賛美してもらいました


楽しく記念撮影



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